2023.10.09マーケット
中東の緊張感からドル高・円高へ
6日金曜日に発表された9月の米国雇用統計では、非農業部門の雇用者数が大きく増加し、市場にとってポジティブサプライズとなった。しかしながら、平均時給の上昇は予測を下回り、賃金インフレが遅れていることを示唆する結果となった。市場は、米連邦準備理事会(FRB)が年内の追加利上げを決定付ける材料とは考えていないようである。雇用統計発表後、米国の長期金利の上昇は減速し、ドルは円以外の通貨に対して下落した。
また翌日の7日に、イスラエルではイスラム主義グループ、ハマスによる大規模な攻撃が発生した。これに対してイスラエルは、ハマスが支配するパレスチナのガザ地区へ報復攻撃を実施し、双方で合計1000人以上の犠牲者が出ていると報じられている。今朝からの為替市場では、中東の緊張が高まる中でドルと円が買われている。ドル円の動きは大きくないと予想されるが、他のクロス円ペアは大きく動きやすく、注意が必要である。
本日の重要指標発表
10/9(月)
※本日掲載の指標はありません。
現在の取引レート
取引銘柄 | BID | ASK |
---|---|---|
USD/JPY | 149.172 | 149.18 |
EUR/USD | 1.05536 | 1.05544 |
EUR/JPY | 157.434 | 157.447 |
GBP/JPY | 182.025 | 182.047 |
AUD/JPY | 94.768 | 94.786 |
2023.10.09 05:49:02 GMT |