2023.09.15マーケット
ECB理事会は0.25%の利上げ決定もユーロは売り込まれる展開に
昨日のドル円は147円台で推移し続けていた。148円台に向けた試みも、ドル高の傾向を意識してかなり慎重な態度が見られた。来週月曜日、東京市場が休場することも考慮され、積極的な動きは制限される可能性が高く、ドル高の方向を維持するためにも慎重なアプローチが予想される。
ECB理事会は広く予想されていた通り、0.25%の利上げを決定した。当初は利上げの見送りが期待されていたが、インフレ見通しの上昇が広がったことで状況が変化し、利上げへの期待が高まっていた。ラガルド総裁はピークかどうかは確信できないと述べつつも、追加の利上げの可能性を残したが、市場は今回の利上げでの終了を確信しているようだ。また、スタッフの予想によると、経済成長見通しは引き下げられた。スタッフの予想によれば、来年のCPI見通しは3.2%に上方修正されたが、一方で今年、24年、25年の経済成長見通しは下方修正された。結果として現在はユーロが売り込まれている状況となっている。
本日の重要指標発表
9/15(金)
※本日掲載の指標はありません。
現在の取引レート
取引銘柄 | BID | ASK |
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USD/JPY | 147.419 | 147.427 |
EUR/USD | 1.06453 | 1.0646 |
EUR/JPY | 156.93 | 156.939 |
GBP/JPY | 183.046 | 183.069 |
AUD/JPY | 95.25 | 95.263 |
2023.09.15 02:32:05 GMT |