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ECB理事会の結果が今夜21時15分に発表される。市場予測では、利上げか据え置きかについて意見が分かれている。ユーロ圏CPIは8月の速報値が前年比5.3%で、7月と同水準であり、これは非常に高い水準での鈍化の兆候を示している。一方で、景況感の悪化が深刻化しており、今年後半の景気鈍化が懸念されている。そのため、利上げについても慎重な見方が広がっている。

また、今週に入って、今回の理事会で公表されるスタッフ見通し（四半期ごとに更新されるもので、前回は6月のECB理事会で発表）において、2024年のCPI見通しが前回の3.0%を超える可能性があるという情報も報じられており、利上げ期待が高まっている。ただし、今月初めには据え置きの確率が80%近くまで上昇していたことから、据え置きの可能性も依然として高い。

結果次第で市場がどのように反応するかは見通しが立て辛い状況ではあるが、ECB理事会の結果発表までユーロや欧州通貨の動きは限定的であろう。

本日の重要指標発表

9/14(木)

21:15		欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策金利
21:30		8月小売売上高(前月比)
21:30		8月小売売上高（除自動車）(前月比)
21:45		ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、定例記者会見

※時刻はJST表記です。

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