2023.06.05マーケット
サウジ減産で供給不足悪化、BRENTは100ドルを目指すか
世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアが7月から追加減産を行い、第3・四半期に原油供給不足が悪化すると予想されている。このため、年末までに北海ブレント先物が1バレル=100ドルに達する可能性があると複数のアナリストが示唆している。
OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は協調減産の枠組みを2024年末まで延長することで合意した。また、サウジアラビアの7月の原油生産量は日量約900万バレルとなる予定で、これは5月の日量約1000万バレルから減少する。
一部のアナリストは、サウジの減産により供給不足が増大し、それでもブレント先物は2023年第4・四半期までに85ドルまで上昇するだろうと見ている。また、別のアナリストは、ブレントの2023年12月の予想価格を95ドルとし、OPECプラスの強気な会合が供給不足リスクを一部相殺するとの見方を示している。
さらに、ブレントの年末目標を100ドルと設定し、サウジとOPECの支援により投資家が強気の取引をさらに進める可能性があるとの意見もある。ただし、現物市場が本格的に引き締まるまでは、短期的な価格上昇は限定的であるとの見方も出ている。
本日の重要指標発表
6/5(月)
※時間はJST表記
現在の取引レート
取引銘柄 | BID | ASK |
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USD/JPY | 140.083 | 140.094 |
EUR/USD | 1.06991 | 1.06999 |
EUR/JPY | 149.878 | 149.89 |
GBP/JPY | 174.158 | 174.174 |
AUD/JPY | 92.499 | 92.518 |
2023.06.05 04:58:59 GMT |