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昨日の市場で、米国の債権利回りの減少を背景に、ドル円は一時149円32銭まで低下した。しかし、海外市場でのドルの強さと円の弱さのトレンドが続き、149円90銭台まで上昇した。150円のラインでの取引が今後も続くことが予想される。

ユーロドルは一時1.0690台まで上昇し、1.07に近づいたものの、1.05台での取引となった。米国の債権利回りの上昇は一時的に止まったが、ユーロ圏のPMIの低調な結果などが影響し、ユーロの売りとドルの買いの動きが活発になり、ドルは全般的に強まる結果となった。

今週を通して米債利回りの激しい振幅にドル相場も翻弄されている印象を受ける。利回りの上昇は米金融当局の高金利の維持が長期化するとの見通しが一因となっており、さらに地政学リスクが広がるなかで、インフレが再燃することも警戒されているようだ。また、米財政赤字問題がクローズアップされる中で、米国債増発の動きが利回り上昇を巻き起こす面も指摘されている。

本日の重要指標発表

10/25(水)

23:00		カナダ銀行　政策金利
23:00		9月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00		9月新築住宅販売件数(前月比)
29:35		パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言

※時刻はJST表記です。

現在の取引レート