2023.05.29マーケット
リスク要因の後退でドル高基調継続か
先週の金曜日、報道によれば米国の債務上限引き上げに関する合意が間近となり、バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長の間で基本的な合意が成立した。これにより、最悪の事態を避けるための進展がみられた。市場はすでに合意に向けた期待を内包していたので、週明けには新たなドルの買いは見られなかったが、リスク要因の後退はドル高を後押しした。
また、最近の米国の経済指標が強い動きを示しており、特に先週末の個人消費支出(PCE)デフレータの堅調さを受けて、6月の利上げへの期待が高まっている。この予想が現在70%を超えるレベルに達しており、これがドルを支えている。 今週の米国の雇用統計などの重要な指標が著しく弱い結果とならない限り、追加の利上げを見越した動きが広がっている。ドルの高値に対する警戒感が存在するものの、ドル高の潮流が続くことには注意が必要と言える。
本日の重要指標発表
5/29(月)
※本日掲載の指標はありません。
現在の取引レート
取引銘柄 | BID | ASK |
---|---|---|
USD/JPY | 140.54 | 140.549 |
EUR/USD | 1.07312 | 1.07319 |
EUR/JPY | 150.819 | 150.835 |
GBP/JPY | 173.595 | 173.614 |
AUD/JPY | 91.862 | 91.882 |
2023.05.29 01:59:08 GMT |