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昨日の米国生産者物価指数（PPI）は予想を大きく下回った。エネルギー価格の下落や、生産の回復などが大きく影響していると考えられている。ただし、5月の米連邦公開市場委員会（FOMC）での利上げ期待にはそれほど大きな影響はなく、7月以降の利下げ期待も同様で、大きな変化は見られない。米消費者物価指数でも、エネルギー価格の低下が大きな影響を与えていると考えられる。前年同月比では、昨年2022年2月から3月にかけてのウクライナ情勢を受けた価格上昇が著しく見られたため、それとの対比となっている。このような状況から、今後もこの鈍化が続くかどうかを見極めたいという思惑が広がっている。

利上げ期待が続いているため、ドル円が安値から一時80銭前後の大きな戻しを見せるなど、ドル安基調も行き過ぎた動きには警戒感が見られる。ただし、節目の1.10をしっかり超えたユーロドルの上昇期待が強いことから、流れ的にドル安基調と見られている。

本日の重要指標発表

4/14(金)
21:30 アメリカ 3月小売売上高(前月比)
21:30 アメリカ 3月小売売上高（除自動車）(前月比)
※時間はJST表記